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同じクラスのyu-toは一年時、区の陸上大会100mで優勝した。 野球部である。 隣りのクラスのdaiは同大会3位だった。 サッカーをしていて、学童の時は都の選抜チームにも選ばれたというツワモノ。 2年時の大会(9月)、今度はdaiが優勝。 そのレース終了後、daiが言う。 「yu-toには負ける気がしない。でも…、hironには負けるような気がしてならない。」 なんじゃそりゃ、 「はぁ〜?」 っとdaiの顔を覗き込むyu-to。 daiはこの大会の800mだって14位のhironの遥か前方の4位だったし、 春の校内運動会1000mにしたって力の差は歴然だった。 そのdaiが、hironに負ける気がする? …なんでもdaiは個人面談の度に 「hironはなぁ…」 と、引き合いに出されるとか… それでもって、 自分がテストでいい点を取った時やタイムを測った時などは、必ずhironの成績を聞きに来るのだ。 昨年の11月末。 持久走の成績を聞きに隣りのクラスからdaiがいつものようにやってきた。 たまたまhironがいなかったので、他の子に聞いてみる。 「あぁ、俺のタイム聞きに来たのか?」 yu-toがそう言うと、 「違う、お前じゃない!」 と、dai。 「hironの奴、タイム縮めたぜ。」 と聞かされて、不安そうなdai。 そして信じられないことにこの勝負はわずか一秒差でhironの勝ちだった。 もうすぐ春。 短距離のタイムを測りだす季節が近づく。 hironが勝てるとはどうしても思えない母だけど、yu-toを含めたこの勝負を楽しみにしている。 |
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